一度闇金（ヤミ金）から融資を受けると返済しているにも関わらず借金がなかなか減らないもので、いつしか元本の何倍ものお金を払っていることに気がつかされます。
通常の金融会社であれば返済したお金は利息と元本の双方に充てられて、徐々に元本を減らすことができます。
しかし闇金（ヤミ金）の場合は暴利な金利があるために元本が減る事はなく、無限に金利のみ返済を繰り返す事になるのです。
キャッシングを利用した事がある方はご存知かと思われますが、通常の金融会社では利息制限法に基づいて金利が設定されています。
この利息制限法では元本が10万円を超えない場合は年20％、10万円から100万円未満では年18％、また100万円以上では年15％と規定されており、最高でも年20％を超えることはありません。
金融会社はこの規定の範囲内で利息を決めているのですが、そもそも存在自体が違法な闇金（ヤミ金）はこうした法律を守る事は無く、暴利とも言える金利を勝手に設定しているのです。

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かつて闇金（ヤミ金）の暴利についてはトイチ（10日で1割）がよく使われていたのですが、近年では利息はさらに上積みする傾向が見られ、現在の主流はトサン・トゴ・週3・週4などが挙げられます。

例えばトゴの場合は10日で5割の利息が発生する計算で、実際にお金をあてはめてみると10万円を借りて10日間で5万円の利息が発生する事になり、借金の総額は15万円と異常なまでに膨らむのです。
これは年利で換算すると単利で1825%にも及び、利息制限法で定められている上限の年利20%を90倍以上も超過しているのです。
また週4のケースでは1週間（7日）で4割になりますので、1日あたりの利息はおよそ0.57割ですので10日では5.7割に達します。
先ほどのトゴでも高すぎるのに週4ではさらにその利率を上回る事になりますので、暴利と言われるのも当然なのです。

ただこうした利率の高さは数字で提示されなくても少し計算すすれば違法である事はすぐに分かるようなものですが、それにも関わらずなぜ借りるのでしょうか。
やはりこうした被害者の多くは資金に窮しているため、目の前で現金が手に入るとなれば多少のリスクでも目をつぶる傾向があるのです。
ただ闇金（ヤミ金）で受ける融資は多少どころか非常に危険性が高いリスクですので、違法業者に頼るのではなく弁護士に借金問題を相談するなど、別の道を選択する方がより現実的な解決方法となるのです。

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